あなぶきグループ(所在地:香川県高松市鍛冶屋町、代表 穴吹忠嗣)は、大手前高松高校の教員や生徒、香川県出身の若手会社員と共同で、香川県内の若者と地域や企業をつなぐ探究学習のためのプログラムを開発し、10月中旬より大手前高松高校にて計12回の授業として導入してまいります
■ 背景
令和2年度の香川県出身者の大学進学者のうち83.2%の学生が県外に進学しており、若者の人口流出は香川県としても深刻な課題となっています。
若者側からすると、進学や就職の際に初めて自分のキャリアや働き方について考えはじめ、県外に出る前の高校生の段階では香川の仕事を知る機会もなく、学校や家庭といった限定されたコミュニティ内での大人しか知らないという課題があります。
本プロジェクトでは、早期に香川県内の企業や、様々な働きかたを実現する大人と触れ合うことで、若者一人一人が人生における価値観や解釈を広げ、自分のありたい姿について考え、また、将来的には香川県の関係人口を一人でも多く増やし、雇用創出や地域活性に寄与していくことを目指しています。
■ プロジェクト概要
●名称:「プロジェクトToBe(トゥービー)」
地元企業や自治体を巻き込み、課題解決を行う約4ヶ月の集中型の探究学習・キャリア教育プログラム
●受講する生徒のゴール:生徒が、人生における解釈・世界観を広げられる。「働く」ことに対する選択肢と解釈の幅を広げる。
●参加する企業のゴール:若手社員の仕事の棚卸、内省、成長の機会。課題解決に向けたアイデアのヒントを得る。
●実施校:大手前高松高等学校(香川県高松市室新町1166番地)
●対象:高校1年生(10クラス:280名)
●参加企業:株式会社ゴーフィールド、生活協同組合コープかがわ、株式会社百十四銀行、穴吹エンタープライズ株式会社、穴吹興産株式会社
●プログラム構成:50分授業 全12 回の探究学習プログラム
●実施日程:(1)10/15 (2)10/22 (3)10/29 (4)11/5 (5)11/19 (6)11/26 (7)12/10
(8)12/17 (9)1/7 (10)1/21 (11)1/28 (12)2/4
※全日程 金曜日の12:05~12:55 (50分間)
※このうち企業にご出講いただくのは太字の全5回の予定です。
■ プログラムの流れ
■ 提供するワークブックのイメージ
参加企業様向けにキックオフをオンラインで開催
■本プロジェクトが立ち上った背景
昨年から新型コロナウィルスの影響により、世界中の人や経済が混乱し、これまでの常識や前提が崩れた中で、あなぶきグループが運営するコワーキングスペース『co-ba takamatsu』が、15歳~25歳の香川県にゆかりのある若者を対象とした新しいビジネスモデル作りに挑戦するプロジェクトから出てきた提案をきっかけに、事業化に向けて動き始めました。このプロジェクトは、新時代を生きる若者がより自分たちの住む街や地域に興味関心をもち、地域の事業者ともつながることによって、これからの高松で強く生きていく一助になればとの思いで開催をいたしました。
最優秀賞に選ばれた提案は、あなぶきグループの支援を受けながら、提案者である大手前高松高校の生徒2名に、香川県出身の若手会社員のメンバー、大手前高松高校の教員及びあなぶき興産の新規事業担当が支援者として加わり、事業の実現化を目指して、約1年をかけ、探究学習プログラムとして開発を進めてきました。
2020年7月18日に、WeBase 高松(高松市瓦町)にて開催したプロジェクトの最終報告会の様子。
左側は最優秀賞を受賞した大手前高松高校の生徒。オンラインでも県内外の多くの視聴者が参加しました。
<本件に関するお問合せ先> あなぶき興産 グループ統括部 荒木 ℡ 087-802-1114